2014年11月21日 hirai

責任が伴う国家資格

現在、日本には様々な資格がありますが、その中で仕事上の生命の危険性のあるものや大きな金額を動かす社会的な影響が大きい仕事は、国が国家資格として免許を発行し、法律に基づいた安全な作業や社会秩序を守る責任を許可しています。
看護師は、医療という命と関連が深い職業柄、この国家資格としてこれを定め、免許がないものは、看護師として働くことを法律で禁じています。
ですから、国家資格である免許は、必ずしも就職を有利にすることが目的ではなく、何か事故が起きた時にはその社会的責任を負うことが前提条件です。
しかし、現状の看護師たちにこの社会的責任の重大さを感じて働いている方がどの位いるでしょうか。
看護師の国家資格を得るためには、専門の大学や養成校での教育が義務づけられていますが、学生がこれらの学校で学ぶ際、看護師としての職業の指名が教育として不足しているように感じます。
今の看護師は夜勤を嫌がり、髪型も流行のフッションを追いかけ、また付け爪や刺青までしている方もいると聞きます。
最近は非正規雇用における求人体系が多く、労働者にはあまり良い条件の就職先がありません。
そんな中、看護師の仕事は人材不足で、とても好条件の求人が後を絶たず、引く手あまたの待遇で、就職先を見つけることが出来ます。
その為、単に就職に有利だからと言って看護師を目指す方も増えておりますが、恵まれた雇用を確保するには、看護師ももっと国家資格としての自覚を持ち、医療の基本精神を大切にしてほしいと思います。

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