2015年1月14日 hirai

日本が抱える重要な課題

日本で最も重要で緊急の課題は医師・看護師不足だと思います。医師業界で人材やベッド数の不足があり、救急車のたらいまわし事件が良く世間で報じられています。
医療スタッフは人員が足りないこと+何かあった時にすぐに訴えられる、という事実から積極的な救急車の受け入れを敬遠してしまっているのかもしれません。もちろん受け入れようと努力はしているでしょう。だが、一人がいくら努力し、働いたとしても人員が増えなければ何の解決策にもなりません。たとえ一人の医者が頑張って救急車の受け入れ態勢がアップしたとしても、それは一時的な解決にすぎず、抜本的な解決にはならないと思います。それどころか一人が頑張れば頑張るだけキャパオーバーになり、ミスが増える原因にもなります。
医者・看護師の数が増えれば今騒がれている問題の半分以上が解決するのではないだろうか?もちろん医者も看護師もなればいいものではなく、免許を取得できたとしても一人前になるには何年もの教育と勉強、そして実地での経験が必要になってきます。

そして人材不足で問題が深刻化しているのは、地方の病院不足です。医療施設が少なく、満足いく医療を受けられない人々は大勢います。都会と田舎で医療の質に格差が生じてしまっているのはとてもかなしい事態です。地方の中で特に人材の流出が顕著なのは、震災で被害を受けたエリアだという話を目にしました。
地域の復興のため、遠方からわざわざ働きにきている医療関係者も少なくないようですが、その分出て行ってしまう人も後を絶たないそうです。1日も早く、誰もが安心してイキイキと暮らせる地域の活気を取り戻すためには、みんなで協力して地方を明るくしていくことが大事だと感じます。震災エリアの医療事情を知るならこちら⇒看護師求人の必勝法in福島

医師・看護師不足は今すぐに解決できるような問題ではありません。しかし、医療行為を待つ患者は後を絶ちません。では、どうすればいいのでしょう…?
もし、経験豊富な看護師が医師に近いこと(もちろん完全に同じ仕事は無理ですが、経験豊富な看護師は下手な新人医師よりもよっぽど医療についての知識があるような気がする)をする、というのはどうだろうか?もう少し医師の業務の領域に看護師が入れるようになれば、医師と看護師のチームワークもよりよいものにならないものでしょうか。
医師の負担を減らし、医療の質を向上させる方法を国に考えてほしいと思います。

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